こんにちは!琴浦町・倉吉市・北栄町・湯梨浜町・大山町・三朝町をエリアに活動している、訪問看護ステーションことうらです。
昨夜、湯梨浜町と琴浦町に停電がありました。台風や地震など、自然災害が増える時期。突然の停電は、在宅療養をされている方にとって大きな不安要因です。今日は「停電時の対応」について整理してみました。
医療機器を使用している方へ
- 在宅酸素(HOT)
電気式の濃縮器は停電すると使用できません。ボンベタイプの酸素を常に予備として準備しておきましょう。 - 人工呼吸器
バッテリーの残量を日頃から確認し、停電時にどのくらい使用できるかを把握しておくことが大切です。予備バッテリーやアンビューバッグ(手動蘇生バッグ)の準備も必須です。 - 吸引器
電動式が止まると吸引できません。手動式吸引器を準備しておくと安心です。
停電に備えて日頃からできる工夫
- 非常用バッテリーや発電機を準備
在宅医療で機器を使う方は、行政や電力会社に「医療依存度が高い患者」として登録できる場合があります。事前相談をおすすめします。 - ライフラインの備蓄
飲料水・非常食・電池・懐中電灯・携帯充電器などを日頃から備えておきましょう。 - ご家族・近隣への声かけ
停電時に協力してもらえるように、普段から「万が一の時は助けてください」と伝えておくと安心です。
実際に停電になったらどうする?
- まずは落ち着いて機器の動作確認。
- 電気が止まった場合は、予備のボンベ・バッテリー・手動器具に切り替え。
- 状況によっては、訪問看護ステーションや主治医へ連絡を。
- 広域停電や長時間の復旧見込みがない場合は、入院や一時的な避難が必要になることもあります。
🌸まとめ
停電は「突然起こるもの」です。
しかし事前に備えておけば、安心して在宅療養を続けられます。訪問看護ステーションことうらでは、災害時の備えや停電時の対応方法についても一緒に考えています。どうぞお気軽にご相談ください。